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伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い ー新卒3つの落とし穴ー

新卒3つの落とし穴
 
著者 小宮謙一 および 柴垣樹郎 

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本の概要

 
99%不可能=1%可能。「1万人いれば100人が成功できる」と、あなたは考えられますか。この思考習慣と行動習慣で、あなたは伝説を生み始める人になる!伝説の新人と呼ばれる人は… 1.スタートが違う。2.チャンスのつかみ方が違う。3.当事者意識が違う。4.目標設定力が違う。5.時間の使い方が違う。6.解釈力が違う。7.好かれ方が違う。8.伝え方が違う。9.スキルの盗み方が違う。10.読書力が違う。この10項目をマスターして20代で一気に突き抜けよう!
amazon.com商品紹介より
 
 

感想

 
”この本は、20代のうちに仕事を通していち早く突き抜け、伝説となるような仕事を数多く残し、他には代えがたい存在になりたいという人のために生まれました。”
 
この本の「はじめに」は、この一説から始まる。すごい圧だ。昨今流行の「モチベーションを保つ」であるとか、「ワークライフバランス」という言葉など相手にしない姿勢に、清々しさを感じる。そもそものやる気が違うのである。
 
その後も、「超一流になる」や「向上心」といった、体育会系ワードたち。これまでの人生を陰キャとして過ごしてきた僕を、そもそもターゲットにしていない本だった・・・
 
ビジネス書を何本か鍋に突っ込んで煮詰めたような概要。しかし、陰キャ新卒も心にとどめておくべき、とても純粋な3つのルールが書かれていた。
 
 

新卒3つの落とし穴

 
1.スタートダッシュがすべて
 
大半の新卒は入社時点では戦力外だ。たまにすごい人もいるが、僕のことではないので、現時点で気にしても仕方がない。戦力外は当たり前かもしれないが、当たり前だと思って行動することが第一の落とし穴だ
 
プロスポーツ選手に4月、5月生まれが多いのはご存じだろうか。なぜだろう?早生まれで、幼少のころに少し体が大きくても、選手になる20歳前後では、たった数ヶ月の早生まれのアドバンテージは消えているはず・・・
 
しかし、ことの本質は体の成長ではなく、チャンスが多く巡ってくるか、というところにある。幼少のころに、少しのアドバンテージがあると、周りからはどんどん活躍の場を与えられる。そうすると、周囲との経験の差は開いていくばかり。結果、雪玉式に実力が向上していき、最終的にプロスポーツの世界に入ることも可能になっていく・・・
つまり、スタート時のアドバンテージが後々、実力以上に差になっていく。
 
これは新卒ではどうだろうか、単にタイピングが早いとか、コピーがうまく取れるとか、挨拶がちゃんとしているとか、そういった所で少しの差があると、1年後には誰も予想しないデカさで、周囲との大きな差になっている
本書では、この小さい差の波に乗って実力をつけていくことを、「チャンススパイラル」と呼んでいる。とにかくスタートダッシュですと。
 
人間関係とは小さいことの積み重ねだなぁ、と感じることは多いので、伝説がどうとか言う前に、ひとつひとつ、重ねていけるようになりたい。
 
 
2.当事者意識は準備意識?
 
成果を出す奴は「当事者意識」が違うという。本書では、自分の当事者意識のあるなしを、5つの事例で判断基準をくれる。すごく力が入っているな~
その中でも僕は「準備をしっかりしているかどうか」という基準が腑に落ちた。失敗をするときは、兎にも角にも準備不足を痛感するからだ。人間ってそういうもんでしょ。
 
新卒時代は、いろいろと先輩、上司任せになってしまいがちだが、自分で抜かりなく準備することが、当事者意識だ。そのためのタイムマネジメント
 
 
3.好かれるためには手段を選ばない?
 
AIがどう、なんたら科学がどうといっても、結局、組織に属している限り、人間関係がモノを言うのである。そして、手段をいとわず好かれろ!新卒にできるのは好かれることだけだ。というのがこの項。
 
身も蓋もないかもしれない。しかし、新卒にはスキルも人脈もないのが当たり前で、好かれるのが仕事と言っても、確かに間違いではないかなぁと。「チャンススパイラル」を発動するためにも、しっかり好かれたい。好かれる方法は書いてある。ただ体育会系なだけである。ちょっと荷が重い。でも好かれたい。
 

 

まとめ
マーケターだろうが、営業だろうが、成果を残していくのは自分のエンジンを持っている人だけだろう。
この本は、かかったエンジンを間違えずに動かす方法が書かれている。