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【書評】空気の作り方【仕事の意義を感じたい】

広告は基本的に嫌がられるものです。デジタルマーケティングという仕事は、データを集めて分析して・・・と忙しく繰り返して、結局、なにをどう貢献できているのかわからなくなるかもしれません。この本には、人を喜ばせる、仕事の楽しさが書かれています。

 

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この記事を読んで、本を手にってほしい人

営業さんやマーケター「毎日たくさん資料を作っては分析を繰り返して、結局仕事で何を得たいんだろう・・・」という気持ちが上向きになります。

 

野球が好きな人は、書かれている細かな情景が浮かんで、感動するかもしれません。

 

この本のおすすめポイント

①サイト分析の前に、大切なこと

②事業を育てるワクワク感

③本当の「趣味を仕事に」とは?

 

内容紹介

著者は横浜DeNAベイスターズの社長・池田純氏。 横浜DeNAベイスターズは2011年から4年間で観客動員数は165%に伸び、日本一となった98年以来の球団最高記録を更新。座席の稼働率は90%を超え、公式ファンクラブの会員数は、約10倍に伸びました。

 

空気のつくり方

空気のつくり方

 

 

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①サイト分析の前に、本当に大切なことをインプットする

サイト分析の後には、大体の場合レポートが待っています。レポートに書かれている数字を報告しているだけだと、むなしくなるかもしれません。

ウェブ解析士の試験でも口を酸っぱく書かれていますが、指標の数字の裏には人間一人一人の行動が隠れています。

 

ウェブ解析士認定試験公式テキスト2019(特典PDF付き)

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著者は、顧客を知るためにデータを集めていると言い切ります。

データ分析を最大限に活かしつつも、一次情報を集めるために、現地で空気を感じます。

 

 

②事業を育てるワクワク感

本書ではまるっきり赤字だったベイスターズが、著者の辣腕で改善されていく様子も描かれています。

プロジェクトXみたいですね。特に著者は顧客の喜びに対して真摯なので、僕の大好きなパターンでした。

 

「スキルを実践でどう生かすか」という基本が意識して書かれています。戦略ターゲットやストーリの組み立てなどのマーケの知識を事例とともに学べます。

 

 

③本当の「趣味を仕事に」とは?

著者は一次情報を集めるため、一流のエンターテインメントを大量に体験します。そして、得た体験を全て、ベイスターズの経営改革に注ぎ込みます。一流のものを見るから、センスが育ち、人を楽しませることができるそうです。

勉強にならないことはない、という姿勢で、データだけではない物事も仕事に活かす姿勢が大事でしょうね。

 

 

感想

個人的に好きな本です。情熱と理論が融合して、著者の人柄と頭の良さが伝わってきます。

上記にも書きましたが、マーケティングの基本的な知識の振り返りにもなるのでおすすめです。